【質疑応答①】
Q:顧客満足度(CS)調査事業における商標利用の今期1Qの着地についてお伺いします。前期の4Qでもランキング変動の影響は出て、前年同期比の増収幅が鈍化したということがあったかと思いますが、今期1Qも昨年の年末のランキング変動による失注の影響が大きいのか、もしくは更に1Qでもそうしたものが新たに出てきたのかお伺いします。また、契約社数や契約率から見て、オリコン顧客満足度ランキングそのものの評価が落ちているということはないでしょうか。
A:1Qでは新たなランキング変動に伴って、クライアント企業からの契約を取れなかったことが一番大きな理由になります。それについては、各社それぞれの理由があり、広告費の削減等々もあるというようなことも聞いております。決して当社の顧客満足度調査が社会的に評価が落ちたとは捉えておりません。学習塾や各種保険、ハウスメーカー、ペット保険等、当社にとっての主力ジャンルが3Qや4Q以降にランキング更新を迎えることから、当社はそちらの方がビジネスとしては大きくなります。今期1Qについては、当社の営業力の面からも人数の補充が間に合わず機会損失をしてしまったことも含め、様々な理由で前年同期を下回る結果となりました。
【質疑応答②】
Q:顧客満足度(CS)調査事業における商標利用は今期1Qは減収で始まりましたが、2Q以降については、ランキング変動後でも新規顧客の獲得は順調なのでしょうか。
A:2Q以降は新たなランキング変動はそこまで大きくありません。状況について、まだお話できるような内容はないのですが、年間を通しては十分に挽回していけると当社では判断しています。
【質疑応答③】
Q:顧客満足度(CS)調査事業における顧客満足度ランキング順位の変動により、1位の企業が順位を保てずに商標利用契約が解約になってしまうことは今まで毎四半期あった現象だと思うのですが、それでも御社はこれまで増収増益を確保してきました。今回も通常通りの順位変動だったにも関わらず、今回は減収になるということは、他に考えられる今までと違う原因があったのではないでしょうか。
A:今まで増収増益を続けていたものが、今期に入って減収減益になりましたが、当社は年間を通しては挽回できるだろうという計画でおります。減収減益の要因一つ一つについては、全部チェックをして色々な対策を現状打っているところです。継続的に伸び続けた事業で、一端このような形で減収になる局面はどのような事業でも起きうることで、当社の商標利用ビジネスもそういうタイミングを迎えたと思いますが、これは全体的な事業としての価値が減ったというより、今回のクオーターにおいては、結果的にこのようになってしまったと捉えています。
【質疑応答④】
Q:顧客満足度(CS)調査事業における商標利用の契約率を向上させることが御社のミッション・目標のひとつだと思いますが、戦略上、今どの段階にあるか教えてください。
A:契約率は今期1Qでは30.9%ということで、前年同期比で落ちております。前期1Qは当社の想定以上に強かったということもあり、その反動があるのではないかと考えています。前期4Qの段階で35%と申し上げておりましたが、それが若干減少しました。例年1Qというのは、4Qに比べて弱くなる四半期ということもあり、今期は2Qや3Qで回復して、最終的には前期の35%以上の契約率を目指すプランに基づいて予算編成をしております。