【質疑応答①】
Q:顧客満足度(CS)調査事業における商標利用の前期(2023年3月期)4Qの状況について、3Qまでは順調でしたが前々期(2022年3月期)4Qとの比較ではハードルが高かったと思います。4Qにおける顧客動向やインターネット広告市況の弱さ等の影響から見て、今期(2024年3月期)の需要状況をどのように見据えていますでしょうか。
A:前期4Qの売上高は前々期を上回ることができましたが、利益は前々期になかったCSアワード授賞式や株式報酬のコストが生じ、仮になければ前々期実績を上回っていました。現状では総合ランキングの商標利用契約率はおよそ35%ですが、2024年3月期については、決算説明資料27ページにあります「年間延べランキング数と契約率の推移」のグラフの通り、この3か年徐々に伸びており、この伸びを当社としてもキープしていきたいと考えています。
【質疑応答②】
Q:コミュニケーション事業における新規事業に、CS調査事業の海外展開がありますが、今期(2024年3月期)への期待や御社における手応えをお伺いしたいです。
A:CS調査事業における海外展開は、前期(2023年3月期)にスタートしましたが、まだ成果として数字等でご報告できる段階には至っておりません。
【質疑応答③】
Q:商標利用は、最近でも顧客企業や景気の動向から見て、商標利用の手控えの動きはなく、引き続き商標利用の契約率は上昇傾向が続くという想定でよろしいでしょうか。
A:その想定で基本的に違和感はありません。商標は社会の中にも浸透が進み、良い結果が得られた活用事例は他の多くの企業にもフィードバックしています。現状、総合ランキングの契約率はまだ35%ですので、それ以上に伸ばしていきたいと考えています。商標は使っていただければ頂くほど利用料が高くなるビジネスモデルのため、当然ながら、景気動向に左右される可能性はあります。
【質疑応答④】
Q:顧客満足度(CS)調査事業の4Qの売上高は、前年同期比で伸び方が鈍化しました。ニュース配信・PV事業のように広告市況の悪化が影響したのでしょうか。
A:前々期(2022年3月期)4Qは、大きなキャンペーンを伴う大口契約先がありましたが、前期(2023年3月期)においては、景況感も関係してそういったものが少なく、若干控えられた印象です。そのような中でもしっかりと契約に繋げることで前々期4Qに勝てたということは当社としては重要なことであると考えています。