オリコンは、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環として、『Azure OpenAI Service(日本マイクロソフト株式会社)』を導入し、社内で生成AI(ジェネレーティブAI)が利用できる環境を構築しました。さらに、希望者には『ChatGPT Plus(OpenAI)』の利用料を会社負担とする制度を導入しました。
■「生成AI」利用環境を導入する背景
2022年11月に米OpenAI社が『ChatGPT』を公開してから、世界中で生成AIの活用方法が検討されています。しかし、生成AIに機密情報を入力した結果、情報が漏洩するケースが相次いでおり、オリコンでは社内で営業秘密の入力を禁止するなど、生成AI技術の活用方法について早急かつ慎重に検討を重ねてきました。
そしてこのたび、社内利用のルールを整備し、『Azure OpenAI Service』を導入しました。『Azure OpenAI Service』では、入力した情報がAI学習に使われないため、従業員は情報漏洩の恐れなく生成AIを活用できます。また、希望者には有料版サービス『ChatGPT Plus』を会社負担で利用可能としました。
■オリコン・グループにおけるDX推進の取り組み
オリコンは、社訓にAI活用に関する項目[1]を設けており、これまでもシステムの自社開発や、AI技術を積極的に活用するなど、オリコン・グループ全体で業務のDX化に取り組んできました。
今回の「生成AI」利用環境導入を機に、オリコン・グループ各サービスにおいてAI技術を活用することで、データ分析の高度化や生産性の向上、さらには新たなソリューションメニューの開発などにつながることを期待しています。
[1] ORICON CODE(社訓) https://www.oricon.jp/corporate/about/
「潮流である人工知能(A.I.)などのテクノロジーを熟知し、常に新しいビジネスモデルを追い続けること。」
『Azure OpenAI Service』の利用イメージ
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DX推進の一環として「生成AI」の利用環境を導入